最終更新日 2019年5月5日

 6.鉄道模型レイアウト 

kazutaka nagai


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テー 鉄道模型レイアウトを自作する
特    長 

屋根裏スペースを活用した8.8㎡の大型レイアウト、柱に直付けの頑丈な構造、

新宿駅をイメージした都会風情景、複線・複々線・立体交差の複雑な配線。

諸    元

面積:4.7m x 1.9m  約8.8㎡構造:SPF材 2x4 および構造用ベニヤ

ゲージ:Nゲージ(軌間9mm)  製作年: 2008年8月~


 1.プラン


新宿駅をイメージした都会風の情景と、山手線など現役の通勤電車主体の車両群。複線・複々線・立体交差・多数のポイントを備えた複雑な配線などです。


 2.基板構造


柱が多い屋根裏部屋の特性を生かし、SPFの2x4材を桁として柱に直付けし、構造用ベニア(厚さ1cm)を天板としました。強度は十分で、作業の際には上に乗ることも可能です。レイアウトの真ん中に人が入れる作業用のスペースを設けてありますが、運行時は蓋をし、上は公園と池になっています。

天板を地盤面として、地下構造部分は床面を吊り下げ、高架部分は柱を建てベニヤで床面を作成しました。

 

 


 3.線路


配線の基本は複線の環状線が3組で、一番内側の環状線は二重ループとなっています。詳細な設計はI.MAGIC製「鉄道模型シミュレーター4」で行いました。

本ページを執筆するため、久しぶりに「シミュレーター」を稼働させようとしたところ、Windows8にインストールができず、やむを得ず休眠状態のXPを使いました。  レイアウト図をコピー機でスキャンし、PDFファイルにしました。

 

 

 


 4.ストラクチャー


駅を2箇所に設けました。左側の大きい方は新宿駅のイメージで、中2階/島式ホームが4組、8番線まであります。右の小さい方は新松戸駅のイメージで、地上駅として島式ホーム1組、2番線までのホームと高架上に島式2線のホームを設けました。

 

 

「新宿駅」の駅前には地下街を設け、地下駐車場への進入通路と商店街を設けました。駅舎はTOMIX製の駅舎を2組連結して使っています。地下街と駅舎駅は3mmの白色LEDで照明を行っています。


 5.車両


車両は現在6組あり、山手線6両、中央線快速4両、中央線緩行4両、湘南型通勤電車4両、電気機関車1両、ジーゼル機関車1両、貨車が数両となっています。


 6.コントロール


コントロール機器は、パワーユニット2機、ポイント切替14機、電源制御盤1機なっています。電源制御は、全線を6つのブロックに分け、それぞれの電流のON・OFF、極性の切り替え、パワーユニットの選択ができます。


 7.マイコンとの出会い


交差点に設置した信号機を本物らしく点灯消灯させる方法を探していたところ、インターネットでPICマイコンを見つけました。マイコンの多数のピンそれぞれに、設定したとおりのタイミングで電流を流せる優れものです。試行錯誤の結果、一方の信号機を緑→黄→赤と点灯させ、次に別方向の信号機を緑→黄→赤と点灯させ、これを繰り返させることに成功しました。これがマイコンとの出会いとなり、その後AVRマイコン→ARMマイコンと乗り換えながら本稿に掲載したような電子工作を趣味とするに至ったわけです。